
こんにちは、衛生士石岡です。
皆さんは寝ている間や何かに集中している時に、歯ぎしりや食いしばりなどをしていないでしょうか?
朝起きた時にあごに疲れを感じる方!家族にギリギリしていると言われたことがある方!
要注意です⚠️
下顎のベロ側に骨隆起(骨がもこもこ)していませんか!?
この方も歯ぎしり、食いしばりをしている可能性が高いです⚠️
歯を痛める過剰な力は大きく分けて2種類あります。
一つ目が【歯ぎしり】によるもの
歯ぎしりは大抵が無意識に起きています。無意識のため、力のコントロールができない為、かなり大きな力が加わっています💦
二つ目が【食いしばり】によるもの
普通は重いものを持ったり、力を入れたりする時以外は上下の歯は離れているものですが接触している、食いしばっているなどの小さな力が長時間働くことで、歯に負担がかかっている事があります。
「じゃあこの歯ぎしりや、食いしばりってどんな影響があるの?」と思いますよね。
実はお口の健康に大きな影響を及ぼします…。
まず、被せ物が壊れやすくなります😓
せっかく入れた被せ物は大事にできれば長く使っていきたいもの。
ところが過剰な力が加わることで欠けたり割れたり外れやすくなってしまいます。
そして、、最も怖いのが歯根破折です。
歯根破折とは噛む力に耐えきれなくなった歯が縦に避けるように割れてしまう事。
一度割れてしまった歯を再利用することは大変難しく、ほとんどの場合が抜歯になってしまいます。
また、歯周病の炎症によって減ってしまった歯を支える骨に強い力が加わると骨の破壊がさらに進み、歯周病の悪化にも繋がります。
歯肉の退縮も起きてしまい、歯が染みやすくなることもあります。
歯ぎしりや食いしばりは遺伝するというデータもあり、日々意識すれば改善するというものではありません。
ましてや寝ている間などは中々難しいですよね。
少しでも歯に負担がかからないように対策をしていきましょう。
寝ているときの歯ぎしり、食いしばりはその約8割が浅い眠りの時に起きています。
睡眠の質を上げることで減らしていく事が可能です。
そのためには、マウスピースを使用しましょう!
無意識のうちにしてしまう歯ぎしりや食いしばりから歯を守るためにもマウスピースの使用は有効です。
当院でも保険にて作成が可能ですので、ぜひご相談ください。
ストレスや緊張も歯ぎしりや食いしばりの原因となります。
ついついデスクで集中してしまうかたは、ストレッチや伸びなどをして緊張をほぐしましょう🧘
また、暖かいお風呂に浸かったりすることもおすすめです。
お口の健康を守る為にも、ぜひ定期検診を受けましょう!